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タレント
井上 咲楽さん
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(株)ヤクルト本社開発部
吉田さん
いつも「ミルミル」を飲んでます!という井上咲楽さんが、
(株)ヤクルト本社開発部の吉田さんに“ねほりはほり”聞いてみた!
工場を見学して感じたことや、ヤクルトの哲学、
リニューアルした「ヤクルト400W」のヒミツに迫ります!
咲楽さん、工場見学の印象はどうでした?
咲楽さん、
工場見学の印象はどうでした?
工場見学の印象はどうでした?
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吉田さん -
咲楽さん、はじめまして。(株)ヤクルト本社開発部の吉田と申します。
2005年に入社して、もう少しで勤続20年です。入社してから、ずっと商品開発に携わっているので、咲楽さんのようなヤクルト商品が好きな方に直接お会いできるのはとても貴重な経験です。今日は岡山までお越しいただいてありがとうございます。
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井上さん -
こちらこそ、よろしくお願いします。私は「ミルミル」が大好きで毎日飲んでいますし、工場見学もワクワクがいっぱいでした!
吉田さんのいらっしゃる開発部ではどんな仕事をしているんですか?
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吉田さん -
主に乳製品の開発に携わっています。中身だけでなく、今日見ていただいた生産設備や包装資材といった外側まで、製品づくりのあらゆる場面に関わるディレクターという立場です。数えあげるとキリがないほど幅広いことをしていますよ。
私からも咲楽さんに質問させてください。工場見学はいかがでしたか?
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井上さん -
最初に思ったことは、一つひとつの工程がとても丁寧だということです。従業員さんがこれだけ多くの手間を掛けて品質が管理されていると思うと、ふだん何気なく飲んでいる小さな一本でも重みが変わりますね。
それから、創始者の代田 稔さんが乳酸菌にかけた思いにも感動しました。なかなか当てはまる言葉が見つかりませんが、ヤクルト商品に対して「尊さ」を感じるようになりました。
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吉田さん -
そう言っていただけるととてもうれしいです。
工場も日々進化しており、それは技術面だけではありません。お客さまの要望、社会状況などの変化に応じて、品質に対する考え方やSDGsに関する取り組みを年々アップデートしています。
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井上さん -
一本の「ヤクルト」ができるまでに、想像以上の長い工程がありました。この時間と手間と情熱が凝縮された一本を丸ごといただくためには「開けたら早く飲まなきゃ」って思いました(笑)。
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吉田さん -
パッケージの「開封後はお早めにお飲みください」ですね(笑)。工場のみんなも思いを込めてつくっていますので、その言葉はうれしいと思いますよ。
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井上さん -
岡山和気ヤクルト工場には、ヤクルトの歴史を知れたり、お子さまが楽しめるゲームや乗り物があったり、私もたっぷり楽しませていただきました。
「ヤクルト400W」がリニューアル!
こだわったのは続けられるすっきりとした味わい
「ヤクルト400W」がリニューアル!
こだわったのは
続けられるすっきりとした味わい
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井上さん -
こちらの工場では宅配専用商品の「Yakult1000」と「ヤクルト400W」が製造されていますね。
「ヤクルト400W」はこの秋にリニューアルしたとお聞きしましたが、どのように変わったのでしょうか?
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吉田さん -
今回のリニューアルのポイントは2つあります。一つは味 です。ところで咲楽さんは、「ヤクルト」というとどんな味を想像されますか?
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井上さん -
ちょっと酸っぱくて、甘みが強いというイメージでしょうか。
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吉田さん -
そうですよね。一方で「ヤクルト400W」では、甘みをひかえめにして、いわば大人味の「ヤクルト」をめざしています。今までとは違うスッキリ感、それでいて満足感も得られる「ヤクルト」を体験できると思います。
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井上さん -
大人味の「ヤクルト」、飲んでみたい!
リニューアルに期待が高まりますね。
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吉田さん -
特にこだわったのは、甘みと酸味のバランスです。「ヤクルト400W」には、乳酸菌 シロタ株が400億個ふくまれています。ただし乳酸菌という名のとおり、乳酸を産生することから、菌数が多いと産生される乳酸も増え、酸味が強くなってしまいます。
毎日飽きずに飲んでいただくことを考え、甘みと酸味が絶妙なバランスになるよう、試行錯誤しました。
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井上さん -
「ヤクルト」は毎日飲むことが大事だとお聞きしましたが、そのためには「毎日飲みたくなる味」が肝だということですね。
うわさのガラクトオリゴ糖ってなんだ?
うわさの
ガラクトオリゴ糖ってなんだ?
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井上さん -
私は「ミルミル」が大好きでよく飲むんですが、ちなみに「ヤクルト400W」には乳酸菌 シロタ株だけでなくガラクトオリゴ糖も入っていますが、これはどんな成分なんですか?
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吉田さん -
オリゴ糖にはたくさんの種類があり、ガラクトオリゴ糖はその一つです。特徴として、難消化性であることが挙げられます。たとえば砂糖やブドウ糖は、人の消化酵素で分解されますが、ガラクトオリゴ糖は分解されません。だから大腸までほとんど分解されずにとどくのです。
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井上さん -
なるほど!ガラクトオリゴ糖は大腸ではどんなはたらきをするのでしょう?
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吉田さん -
大腸には良い菌であるビフィズス菌が生息していますが、そのビフィズス菌を増やすにはエサが必要です。ビフィズス菌は他の腸内細菌が利用しづらいガラクトオリゴ糖を好んで食べます。「良い菌であるビフィズス菌を増やして、腸内環境を改善する」というのがガラクトオリゴ糖のはたらきです。
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井上さん -
菌にも食べ好みがあるなんて面白いですね!でも数あるオリゴ糖の中でも、 ガラクトオリゴ糖を選んだ理由はなぜですか?
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吉田さん -
ガラクトオリゴ糖が母乳にも含まれているとても安全な成分だからです。
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井上さん -
赤ちゃんも口にしている成分なんですか?
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吉田さん -
ヨーロッパでは、育児粉乳にガラクトオリゴ糖を配合することが推奨されており、赤ちゃんにとって良いものであるという認識が、一般的にも広まっているんですよ。
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井上さん -
ヨーロッパでも注目されているんですね!
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吉田さん -
世界ではじめてガラクトオリゴ糖の工業化に成功したのが、私たちヤクルトです。現在では世界中で健康に気づかう人たちのために利用されています。ヤクルトでは、ガラクトオリゴ糖の力がもっと世界の隅々まで行きわたるように、海外の安全認証を取得しています。今ではさまざまな企業で健康食品に利用されています。
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井上さん -
ガラクトオリゴ糖は普段の食事から摂ることはできないんですか?
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吉田さん -
不可能ではありませんが、大変難しいんです。なぜならば、ガラクトオリゴ糖は主に乳にしか含まれない成分であり、牛乳1ℓには0.05g程度しか含まれていません。
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井上さん -
えーっ!そんなに少ないんですね...。
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吉田さん -
ガラクトオリゴ糖は乳酸菌 シロタ株と並んでヤクルトの健康への想いを体現する成分の一つであると、私たちは考えています。腸内環境を改善する機能が確認されていますから、多くの人に摂っていただきたいですね。もちろんお通じを改善する機能も確認されていることから、お通じにお悩みの方には特におすすめです。
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井上さん -
今まで知らなかった成分ですが、ガラクトオリゴ糖にとても興味が湧いてきました!
咲楽さんは、「ミルミル」がお好きなんですよね?
咲楽さんは、
「ミルミル」がお好きなんですよね?
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吉田さん -
咲楽さんはどういう経緯で「ミルミル」に出合われたんですか?
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井上さん -
「Yakult1000」がすごく注目されていた時に、自動販売機では売り切れになっていました。ほかにどんな商品があるのかなと見てみると、「ミルミル」に出合いました!私は、あのやさしい味が好きでいつも飲んでいます!
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吉田さん -
そうだったんですね!これからも継続してご愛飲いただければうれしいです!
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井上さん -
毎日の健康のために、これからも継続して飲みます!
代田イズムのこと、伝わりましたか?
代田イズムのこと、
伝わりましたか?
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吉田さん -
ヤクルトの創始者である代田 稔は、世界の人々の健康に貢献したいという想いで「ヤクルト」を開発しました。その想いは、現代においても、代田イズムとして受け継がれています。咲楽さんと同世代の方にも、もっとヤクルトの想いを知ってもらいたいというのは、ヤクルトのテーマの一つです。
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井上さん -
今日、お話をうかがって気づいたのはまさに代田イズムのすばらしさです。健康になろうと思っても、人間ってすぐに健康になれるわけではありませんよね。だから日々暮らしていく中で、自分のからだを整えていくしかないと思いました。
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吉田さん -
ヤクルトの哲学を理解いただけて、私たちもうれしいです。
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井上さん -
正直な言い方をすれば、今の私の年齢なら、多少の暴飲暴食等によって生活が乱れたとしても、体調が崩れることはないかもしれません。だけど、それが積み重なれば、いつか必ず自分に返ってくると思うんです。すなわち未来の健康は、今つくられているということ。それは年齢に関わらないということですね。あらためて、これからもヤクルト商品を継続して飲もうと思いました。
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吉田さん -
私たちにとっても、今日のお話は大変参考になりました。新しい商品づくりのヒントもたくさんいただけたので、咲楽さん世代の新しいファンのことをもっと意識していきたいと思います。今日はありがとうございました。
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井上さん -
私もヤクルトの秘密を聞けた気がして、とても楽しかったです。ガラクトオリゴ糖にも注目していきますね!
2023年8月
井上咲楽さんが行くヤクルト工場見学ページへ