「金亀換酒（きんきかんしゅ）」とは、大切な友人をもてなすことの喩えとして使われる四字熟語です。「金亀」は、役人の身分を示す価値の高い金の装飾品を指します。唐代の詩人・賀知章（がちしょう）が、若き日の詩人・李白（りはく）の才能を認め、その金亀を売って酒に換え、共に楽しんだという故事に由来します。自分の財産や地位よりも友人の才能や友情を尊ぶ、粋な心意気を表す言葉です。